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マテリアル インテグレーション 2009年7月号

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特集 非鉛系圧電材料(1) ELECTRONIC CERAMICS 非鉛系圧電材料(1) 非鉛系圧電セラミックスの研究開発状況とその課題 ■著者 東京理科大学理工学部 竹中 正 ■要約 本稿では,現在までに報告されている主たる非鉛系圧電セラミックスの研究開発動向を概観し,その中で非鉛系圧電セラミックスの有力な候補と考えられているペロブスカイト型強誘電体の(Bi1/2Na1/2)TiO3 [BNT]を主体とした固溶体系,(Bi1/2K1/2)TiO3 [BKT]系,および,最近注目のKNbO3系セラミックスについて述べる.一方,非鉛系圧電セラミックスのもう一つのグループであるビスマス層状構造強誘電体 (BLSF) セラミックス関係では,レゾネータ応用上重要な共振周波数温度特性を中心に,その圧電特性を一部粒子配向型セラミックスと比較しながら述べる.おわりに,非鉛系圧電セラミックスの現況の問題点と将来展望についても触れる. シェアモードを用いた非鉛系圧電材料の応用 ■著者 東京工業大学大学院理工学研究科 鶴見 敬章 ■要約 非鉛系材料の主な用途は,超音波モータとインクジェットヘッド用アクチュエータになると考えられる.筆者らの研究グループで,これら2つの用途に使用する材料の研究を行っている. 二段階焼結法で作製されたチタン酸バリウム圧電セラミックス ■著者 富山県立大学 唐木 智明 ■要約 本研究では,抵抗加熱の二段階焼結法を用いて水熱合成の100 nmφの原料から圧電定数d33=500 pC/Nの高性能な非鉛系BaTiO3圧電セラミックスの作製に成功した.特に高性能に関連するセラミックスのサブ粒子構造が初めて観察されたので,その作製プロセス,焼結のメカニズムを合わせて報告する. ニオブ系非鉛圧電体セラミックスの現状と今後の展開 ■著者 名古屋工業大学大学院工学研究科 准教授 柿本 健一 ■要約 ニオブ系非鉛圧電体は過去5年間で研究報告数が著しく急増しており,今やチタバリ系やビスマス系と並んで非鉛圧電セラミック素材の三大候補の一角として,その位置づけを確実なものとした.このニオブ系の知名度と期待を一気に高めたのは,豊田中央研究所とデンソーが発表した新素材LF-4であり,これを筆頭にして2004年前後に相次いで発表されたニオブ系に関する日本初の画期的な研究成果\cite{kakimoto1}\ov{-}\cite{kakimoto5}によるところが大きい.それは,非鉛化が最も困難と考えられてきた圧電アクチュエータ用途において,優れた圧電特性が望める有力なシーズ材料として,(Na,K)NbO\un{3} (NKN) を強く印象づけたためである.ここでは,我々が最近取り組むニオブ系の本質を探り始めた研究一端を紹介しつつ,本系の現状と将来展望について述べる. 非鉛積層圧電セラミックスを用いた小型超音波モータ ■著者 太陽誘電株式会社 開発研究所 土信田 豊 ■要約 非鉛圧電体は鉛系の圧電体に比べて圧電特性が低く,特にアクチュエータ応用が難しいと言われ,本研究以前に非鉛圧電セラミックスを用いたアクチュエータやモータの報告は見あたらなかった.そこで,このような状況を打開し,新しい展開を図ってきた.本研究は,(Sr,Ca)2NaNb5O15で積層圧電セラミックスを開発し,それを用いた屈曲2重モード片持ちはりの構成で非鉛圧電セラミックスの小型超音波モータを実現し,その特性を明らかにした. 連載 第2次世界大戦後の日本のセラミックス科学の発達に友好と親善に尽力した世界の大学教授(40) ■著者 宗宮 重行 連載 プレゼン修行拾遺録 【第6回】発表練習の効果を侮るなかれ ■著者 物質・材料研究機構 光材料センター 轟 眞市

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